佐藤さん家のトイレ水浸しトラブル解決記録

佐藤さん一家が暮らすのは、築15年になる一戸建て。ある日曜日の午後、妻の良子さんがトイレに入ると、床一面が水浸しになっているのを発見しました。「キャー!」という悲鳴に、夫の健一さんと高校生の息子、大輝さんが駆けつけます。見ると、トイレタンクの後ろあたりから水が漏れ出ているようでした。まずは健一さんが、以前場所を確認しておいたトイレの止水栓を慌てて閉めました。幸い、水の供給は止まりましたが、床にはかなりの量の水が溜まっています。家族総出で雑巾やバスタオルを使い、水を拭き取る作業を開始。大輝さんがテキパキと動き、健一さんが指示を出し、良子さんが濡れたタオルを絞る、という連携プレーで、なんとか床が見える状態になりました。次に原因究明です。健一さんが懐中電灯でタンク周りを照らしてみると、タンクと給水管を繋ぐ接続部分のナットが緩んでおり、そこから水が滴り落ちた跡がありました。「ここが緩んでたみたいだな」健一さんは工具箱からモンキーレンチを取り出し、ナットを締め直しました。これで大丈夫だろう、と止水栓を少し開けてみると…残念ながら、まだ接続部分からじわじわと水が滲み出てきます。どうやら、単に緩んでいただけではなく、内部のパッキンが劣化しているようでした。「これは自分じゃ無理かもしれないね」健一さんはそう判断し、スマートフォンで地域の水道業者を検索し始めました。いくつかの業者を比較検討し、料金体系が明確で、口コミ評価も良く、すぐに駆けつけてくれそうな業者を選んで電話。状況を説明すると、「30分ほどで伺えます」との返答。しばらくして、作業員の方が到着。改めて状況を確認してもらい、やはり給水管接続部分のパッキン劣化が原因と診断されました。作業員の方は手際よく古いパッキンを取り外し、新しいものに交換。作業時間は20分ほどで、費用は出張費と部品代、作業費込みで約1万2千円でした。作業後、止水栓を開けても水漏れは完全に止まりました。佐藤さん一家は、迅速な対応と確実な修理に安堵の表情を浮かべました。早期発見と迅速な対応、そして無理せず専門家を頼ることの重要性を再認識した出来事でした。