いつもと変わらない生活を送っていたはずなのに、ポストに届いた水道料金の請求書を見て、思わず二度見してしまった。大津市にはトイレつまりで排水口を交換した先月の倍以上にもなっている、信じがたい金額。家族の誰もが水を無駄遣いした覚えはない。一体なぜこんなことに?もしあなたが今、そんな不可解な状況に頭を悩ませているのなら、それは目には見えない場所で静かに、そして深刻な水道トラブルが進行しているサインかもしれません。蛇口から水がポタポタ垂れているわけでも、トイレの水が止まらないわけでもない。こうした目に見えるトラブルがないにもかかわらず水道料金が急騰した場合、最も疑うべきは「漏水」、つまり地中や壁の中など、見えない場所での水漏れです。今回は、専門業者を呼ぶ前に、ご家庭で誰でも簡単にできる漏水のチェック方法と、その後の正しい対処法について詳しく解説します。 漏水の有無を確認するための最も確実で効果的な方法、それは「水道メーターの確認」です。東京練馬区のお風呂つまり修理業者にとって配管は水道メーターは、あなたの家で使われた水の量を正確に計測している、いわば水道の関所のようなもの。このメーターを調べることで、蛇口を閉めているにもかかわらず水が流れ続けているかどうかを、一目瞭然で確認することができます。まずは、戸建てであれば敷地内の地面、マンションであれば玄関横のパイプスペースなどにある、水道メーターのボックスを探してください。蓋を開けると、円盤状のメーターが姿を現します。 チェックの手順は非常にシンプルです。まず、家の中にある全ての蛇口(キッチン、洗面所、お風呂、洗濯機など)が、完全に閉まっていることを確認します。トイレのタンクに水が溜まりきっていることも確かめてください。つまり、家の中で意図的に水が使われていない状態を作り出すのです。その状態で、再び水道メーターをじっと観察してみてください。メーターの中央付近に、銀色や赤色の星形、あるいは円形のコマがあるはずです。これは「パイロット」と呼ばれ、ごく少量の水の流れにも敏感に反応して回転するようにできています。もし、家中の蛇口を全て閉めているにもかかわらず、このパイロットがゆっくりとでも回り続けているのなら、それは残念ながら、メーターから蛇口までの間のどこかで水が漏れている動かぬ証拠となります。 パイロットの回転を確認したら、次に原因箇所を特定するためのステップに進みます。家の中の蛇口やトイレの給水管などを一つずつ見て回り、水が滲んでいたり、濡れていたりする場所がないかを確認しましょう。しかし、多くの場合、目に見える範囲に原因は見つかりません。なぜなら、漏水の多くは、地中に埋められた給水管の経年劣化による亀裂や、壁の中の配管の接続不良といった、私たちの目には触れない場所で発生しているからです。ここまでくると、個人の手で原因を特定し、修理することは極めて困難です。スコップで庭を掘り返したり、壁を壊したりする前に、必ず専門の水道業者に調査を依頼してください。無理なDIYは、配管をさらに傷つけ、被害を拡大させてしまうリスクしかありません。 ここで重要なのが、信頼できる業者を選ぶことです。自治体のウェブサイトなどで紹介されている「指定給水装置工事事業者」であれば、一定の技術水準を満たしているため安心して依頼できます。また、多くの自治体では、地中など発見が困難な場所での漏水が原因で高額になった水道料金について、申請をすれば一部を減免してくれる制度を設けています。この減免制度を利用するためには、指定事業者による修理証明書が必要となる場合がほとんどです。まずは焦らず自治体の水道局に連絡し、制度の有無と手続きについて確認することをお勧めします。 突然の水道料金の高騰は、家計にとって大きな打撃であると同時に、私たちの住まいが発している重要なSOSサインです。そのサインを見逃さず、水道メーターのチェックという簡単な行動を起こすこと。それが、見えない水道トラブルからあなたの家と財産を守るための、最も賢明で確実な第一歩となるのです。
突然の高額請求!家庭でできる水道メーター漏水チェック法