洗濯機の設置を自分で行う場合、特別な専門工具は必ずしも必要ありませんが、いくつかの基本的な道具を揃えておくと、作業がスムーズに進み、確実な設置を行うことができます。ここでは、洗濯機設置のDIYにあると便利な道具とその役割をご紹介します。まず、必須とも言えるのが「モンキーレンチ」または「プライヤー」です。これは主に給水ホースを蛇口や洗濯機本体に接続する際に使用します。蛇口に取り付けるニップルの固定や、ホース接続部のナットを締め付ける際に活躍します。サイズ調整ができるモンキーレンチが一つあると、様々なサイズのナットに対応できて便利です。ただし、締めすぎると部品を破損させる可能性があるので注意が必要です。次に、「ドライバー」も用意しておきましょう。プラスドライバーは、アース線をアース端子に接続する際にネジを締めたり、洗濯機によってはカバーの取り外しなどに使用したりします。マイナスドライバーは、古いタイプの蛇口ニップルを取り外す際や、止水栓を操作する際に必要になる場合があります。サイズがいくつかあると、ネジの大きさに合わせられて便利です。「水準器」も、確実な設置のためにはぜひ用意したい道具です。洗濯機の水平設置は、振動や騒音を防ぎ、故障リスクを低減するために非常に重要です。本体の上面に水準器を置いて、前後左右の傾きを確認しながら、脚の高さを調整します。最近ではスマートフォンのアプリにも水準器機能があるため、それでも代用可能です。「タオル」や「雑巾」も忘れずに準備しましょう。古い洗濯機を取り外す際や、給排水ホースを接続する際に、残っていた水がこぼれることがあります。床を濡らさないように、また接続部分の水漏れチェックのためにも、複数枚用意しておくと安心です。その他にあると便利なものとして、「カッターナイフ」や「ハサミ」は、梱包材を開封したり、排水ホースの長さを調整したりする際に役立ちます。「メジャー」は、設置スペースや搬入経路の寸法を測る際に必要です。「懐中電灯」は、暗い洗面所の奥や洗濯機パンの中などを確認する際に便利です。ドラム式洗濯機の場合は、輸送用固定ボルトを取り外すための「レンチ」や「スパナ」が必要になります。これは洗濯機に付属している場合もありますが、なければ適合するサイズのものを準備する必要があります。
自分で洗濯機設置これだけは揃えたい道具